
2009年で4年目を迎えたSAPPOROエコデザインアワード作品展。この年はは道内のほか、道外からの応募が多く150点以上のエントリーがありました。
前年と比べて応募数は半分以下でしたが、作品自体の完成度(レベル)は最も高いものでした。準備室と審査室を4丁目プラザに借り、10月24日、30日の二日間に分けて、入選・入賞作品を厳正に審査させていただきました。
2009年度は、力作に審査委員一同、選考には大変苦慮いたしました。協議の結果、本年度のグランプリ作品は立岡 朋匡さん(TOMOTA 滋賀県アーティスト)のCOMIC SHELLでした。厳正な審査により選ばれた入賞作品は、SAPPOROエコデザインプロジェクトで商品化を目指してまいります。特別賞の〈SECCO賞〉は、フィンランドからSECCOデザイナーのイザベラ・ハース氏が来札し10月31日に会場内で決定し、フィンランドでの販売を検討することになりました。
エコデザイン展に来場してくださった皆様から「商品化されれば是非購入したい」というご要望の声が今回は多く感じました。作品の完成度や生活にとけ込むチャーミングさが、ユーザーに「魅力的なモノ」として認知されたと言えるでしょう。
今後も世界に通じるエコデザインアワードとして続け、エコプロダクトの商品化・ブランド化にむけて努力していく必要性と責任を痛感致しました。
2009年度 入賞作品及び受賞者
 | グランプリCOMIC SHELL TOMOTA
日本のサブカルチャーを世界のエコ雑貨として手に取る人が、エコに関わっているという実感が湧くような作品を提案できないかと考え、漫画雑誌その物を削って、独特の貝のような模様の小さな雑貨を作りました。
カード立てとして楽しんでもらえればと思います。また、日本の漫画文化の断片が見られるのも、気に入っている点です。新聞や雑誌を、あらためて『リサイクル素材』であることを訴えられればと思います。
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 | 準グランプリ大漁ふろしき、大漁バッグ 前田育子
白老町は漁業の町でもあります。 漁船が老朽して廃棄される時、その船の大漁旗も廃棄される事になります。 旗は海仕様ですから丈夫ですし、絵柄も独特で、廃棄するにはとても、もったいないと思ったため、風呂敷とバッグを作ってみました。
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 | 準グランプリPuzzle Button 牛田美穂
エコを考えた時に、製品を作る人、使う人が楽しめることがエコをポジティブに考えられるな、と想いました。今回の企業課題は「革」ということで、傷の付いたもの、切れ端を使用して楽しめるものを考えました。材として出てくる形はいつも一定ではないので、どんな形でも最大限使用でき、定形のない「ボタン」を制作物に選びました。
手元にきた余の革を作り手がその中で目一杯とれる形を考え、切り出す。毎回違う形の材を目の前に、「パズル」のようにボタンを作り出す。使う人は、その大きさのバラバラなボタンを何に使おうか、と考える。
形は一定にしないことで、作る人と使う人に「考える」隙を与えられると考えました。
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 | SECCO賞/一般来場者賞flat 伊藤るみえ
flatは、ティッシュを使うとケースが潰れて平らになります。いつでも残量がわかると同時に潰す手間もなく、ゴミ減量へと繋がります。ティッシュペーパーを突然使い切ってしまった時の落胆を無くし、使用後の箱を潰して捨てる面倒臭さを解消するティッシュケースです。ティッシュをより手軽にに使いたいと感じる人へ提案し、さらに自動的に環境負荷への配慮を導くティッシュペーパーブランドです。
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 | 北海道知事賞雪ずきん 田中富美子 |
 | 札幌市長賞KIKKO S&P QFQ |
 | 読売新聞社賞Re.Shine Bisen Design Project Team |
 | 北海道新聞社賞Beans-Beads(ビーンズ・ビーズ) 中山あや |
 | UHB賞携帯ダストボックス 株式会社ファシオネ |
 | HTB賞最後の一口を残さないお皿 仲尾淳子 |
 | 北海道銀行賞HAZAI PENCIL 千葉竜也 |
 | 4プラ賞/学生賞ペトたま ヤマモトエリカ |
 | 人・空気・未来賞[CONPOT] 佐々木華織 |
プロダクト入選
| 岩田賢二 / plant socket cover |
| 鈴木尚和 / しっぽで宝電 |
| atelier Hikka(アトリエ ヒッカ) / bookmark「sensu(センス)」 |
| 佐藤芙季子 川内麻美 / thifon[シフォン] |
| Cat Leg / From shoes |
| 吉川智子 / バルブー |
| 奥田諭史 / 照明缶 |
| にじいろマスカット / Good Lack |
| 中村早希 / あかりの本 |
| 加藤祐子 / 建築家に捧げるケースメント |
| なやかむら(中村涼介+塚本一成+櫻田竜次) / Emp(Eco Ramp) |
| MOTTAINAI CLUB / KINOKO STOOL(ブナピー) |
| MAi SHiRATO / Consumerism |
| QFQ / サドルトライポッド |
| QFQ / ソーサー アンド カップ |
| 竹内裕矢 / ダンボール椅子(こども用) |
| antitese(アンティテーゼ) / Leaves Bag |
| 佐々木華織 / CONPOT |
企業課題
| 布目和也 / Out Side Pocket |
| 吉本亜矢 / RONDO |
| 近藤一樹 / レザーゴーグル |
| 塩地恵実 / COWnter |
| 平林敬貢 / CLIP |
作品募集/2009年6月1日〜10月9日
審査/10月24日、30日 大五ビル6階特設会場
審査員/
中村 好文 (建築家、日本大学生産工学部居住空間デザインコース教授 )*
イザベラ・ハース (SECCO Finland社 デザイナー)*
森田 敏昭 (プロダクトデザイナー、東京造形大学 准教授)*
赤坂 真一郎 (建築家)
磯田 憲一 (北海道文化財団 理事長)
伊藤 千織 (プロダクトデザイナー)
中西サビ一志 (アートディレクター)
吉田 和夫 (札幌市立大学 デザイン学部 メディアデザインコース教授)
*は特別審査委員